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2016年5月25日 (水)

20160525 局所単収縮鍼療法

高校生のとき、医大の偉い先生の講演を聞いたことが
あります。

詳しい内容は忘れてしまいましたが、印象に残った言葉を
一つ覚えています。

「予め知識のあるものにしか、それに気づくことができない。」
とか、そういう内容のことでした。

どんなに重要な現象でも、それに対する予備的知識が
なければ見逃してしまう、ということです。



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当院の鍼治療方法は、二つの技術を組み合わせて
行っています。

一つは、浅野周先生が確立された北京堂鍼灸。
もう一つの技術が「トリガーポイント鍼治療」です。

最近、トリガーポイント治療が流行りのようになっていて、
遠隔治療や痛みの中心を指圧するような手技も紹介されています。

しかし、当院で行っているのは、局所単収縮を使った
トリガーポイント鍼治療。

これは、痛みの原因となっている筋の中心に的確に
鍼を刺して局所単収縮を起こして痛みを取り除く方法です。

ですから、いまの状況では、トリガーポイント鍼治療というよりも
「局所単収縮鍼療法」と呼んだほうが正確かもしれません。




この局所単収縮鍼療法。
実は、専門学校の授業で習ったり、
誰かに習って始めた鍼治療方法ではありません。

局所単収縮という言葉や現象があることは知っていたのですが、
それがどのように影響するのかは、
私自身は把握していませんでした。

ところがあるとき、患者さんの肩こりの鍼治療をしていて、
筋肉がビクッと動くのを見つけました。
このときは、「これが局所単収縮かぁ。」
程度にしか思っていませんでした。

しかし、私自身が腰が痛くなって
自分で腰に鍼を刺したとき、偶然、腰の筋がビクッと
動いて痛みがなくなったことを体験しました。

このとき、「これは使える!」と気が付きました。

その後も、歩き過ぎて痛くなった股関節やふくらはぎ、
親指を使い過ぎて痛くなった拇指球筋など、
自分の身体でいろいろと試してその効果を確認しました。

また、どうしてこういう効果があるのかを、
書籍等を調べて確認しました。




それから、様々な症状を訴える患者さんに対して
この局所単収縮鍼療法を試してみたところ、
驚くほどの効果があることがわかりました。

顔面の痛み、五十肩、痛みを伴う肩こり、
慢性腰痛、ぎっくり腰、背部痛、テニス肘、ゴルフ肘、
股関節の痛み、殿部痛、ふくらはぎの痛み、等々。
ほぼ全身の骨格筋の痛みに適用できることが
わかったのです。

しかも、その場で、一度で劇的な効果があるため、
施術を受けた患者さんが驚くほどです。




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「局所単収縮」という言葉や現象を知らなかったら、
ここまでの施術効果はなかなか辿り着けなかったかも
しれません。

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