« 20120808 腹部背部経穴のゴロ | トップページ | 20121123 施術着と患者着 »

2012年9月10日 (月)

20120910 気が見える

電気のエンジニアというものは、回路の中の
電気の流れが見えるようにならないといけません。

---------------------

この言葉は、私が電気工学専攻の大学院時代に
指導教授から受けたアドバイスです。

もちろん、電気がホントに「見える」わけではなく、
電気回路の中をどのように電気が流れているか
「推測できる」ようにならなくてはいけない、
ということです。

某企業のエンジニアとして働いていたときは、
この教授の言葉通り、「電気が見える」ように
回路の設計ができるよう、努力していました。

私が担当していた光通信回路、
つまり高速のアナログ回路の設計では、
例えば、チップコンデンサの位置や、
配線の曲げ角度によって信号伝送の品質特性が
大きく異なってきます。
また、製品となったときに発生する電波
(放射ノイズ)にも影響してきます。

これらのことを考えながらエンジニアは、
製品設計を進めていかないといけません。

上手く回路設計ができるようになるには、
それなりのノウハウとセンス、そして
設計、試作、評価を繰り返す「練習」が必要なのです。

-------------------

東洋医学では、人の身体の中を「気」が流れていて
それを整えることが重要とされています。

鍼灸をやっていると、いろいろな考えの人がいて
「気が見えないといけない」という人もいれば、
「気なんて、見えないものを信じてはいけない」
という考えの人もいます。

人それぞれにいろいろな考えがありますから、
私はどちらが正しいなんていう意見は述べません。

私の考えは、この「気」も「電気」と同じく
目には見えないものですけど、推測できるものでは
ないかと思うのです。

「気が見える」なんて話だけですと、なんとも
胡散臭いことのように感じますが、電気回路のように
「気の流れが推測できるようになる」と考れば
理解できるのではないでしょうか。

おそらく人間の体の中を「気」というものが
巡っているのでしょう。

その「気」の流れが「見える」ようになるには、
臨床に出て、何度も気の流れを感じるように努力し
その繰り返しで自身の能力を高め、
ようやく得られるものだと思います。

専門学校在学中や、学校を出てすぐに「見える」
とか「見えない」とかの議論をするものではなく、
まずは鍛錬して結論を出すべきものと思います。

ただ、エンジニアをしていたときにも感じましたが
センスのない人はいくらやっても電気の流れは
見えません。また、見るつもりのない人は、
いつまでたっても見えるようになりません。

「気の流れが見えるようになる」ことも同じでしょう。
できない人(センスのない人)は、いくらやっても
見えませんし、見ようとしない人はいつまでたっても
見えません。

たぶん。

|

« 20120808 腹部背部経穴のゴロ | トップページ | 20121123 施術着と患者着 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 20120808 腹部背部経穴のゴロ | トップページ | 20121123 施術着と患者着 »