« 20120510 完全予約制 | トップページ | 20120613 効用の説明 »

2012年5月30日 (水)

20120530 ものごとの順序

鍼灸院に来院されるお客さんの主訴
つまり「治療して欲しいこと」は、
80%以上が肩・首のこり、腰痛、膝痛です。

鍼灸院を生業とするには、これらの主訴を
しっかりと治せる技術が「当たり前」として
必要になります。

------

サラリーマンでもどんな仕事でも同じなのですが、
新入社員にいきなり大きなプロジェクトの
リーダーを任せることはありません。

その理由は簡単で、「できない」からです。

大きな仕事を進めるには、その技術に精通している
ことだけでなく、人員の配置、段取り、他の部署
との調整、予算、スケジュール管理、etc.
いろいろなことが必要です。

これらは、新人のときから任される
基本的な仕事を一つ一つこなしていくことで
徐々に難しい仕事を任されて覚えていくものです。

ところが、時にこれがわかっていない人がいます。

どこからその自信が出てくるのかわかりませんが、
「どんな難しいことでも自分はできる」と
信じている人がいるのです。

ホントにその人に素晴らしい能力があって
「なんでもできる」のであればまったく問題ありません。
実際、私の友人にも若くして大企業の社長になった
人もいます。
でも、彼女は高校生のころからすばらしく成績が
よかったし、就職してからの仕事ぶりは、
考えられないくらい努力をしていました。
だから、その結果なのです。

でも、私を含め多くの人はそんな立派な能力は
持ってません。

--------------------

鍼灸治療は、いろんな疾患に適用できます。
WHOも認めていますし、実際に治療できると思います。

でもそれは、経験と実力がある先生が治療してのことです。

新人のうちは、経験と実力がある先生のもとで
指導を受けながら少しずつ経験を積んで
より難しい疾患に対応していくものだと思います。

腰痛も肩こりも膝痛も満足に治せない、
免許を取って間もない「新人」が、
「自分はなんでもできる」と信じ込んで
いきなり難しい疾患に対応するということは、
それは患者さんを「実験用のモルモット」に
しているのと同じだと思うのです。
自分の興味を満足させているだけで、患者さんを
治療していると信じ込んでいるのです。

そういう、患者さんをモルモットのように扱う
「えせ治療家」には私はなりたくありません。

ですから、鍼灸の免許を取得して間もない私は、
まずは、首・肩こり、腰痛、膝痛が確実に
しっかりと治せる鍼灸師になれるよう
技術研修に通い、将来より難しい疾患にも
対応できるよう日々努力しているのです。

|

« 20120510 完全予約制 | トップページ | 20120613 効用の説明 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 20120510 完全予約制 | トップページ | 20120613 効用の説明 »