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2011年11月30日 (水)

20111130 薬は怖い~愛犬の死で思うこと~

K3500012

11月20日の未明、愛犬のモミジが
死んでしまいました。
11歳3か月の生涯のうち、
最後の1年半は薬漬けの生活でした。

モミジは、キャバリア・KC・スパニエル
という犬種で、心臓疾患が必ず出ると
言われているくらい、心臓の先天的異常の
多い犬種です。

モミジの場合は、3歳ころからすでに
心音に異常が出ていました。
ドクン・ドクンと聞こえるはずの心音が、
ドズー・ドズーっていうおかしな音。

このころから夜間のいびきもひどくなり、
ちょっと走っただけですぐに喘ぐように
なっていました。
いくらダイエットしても、少しも痩せなかったのは
浮腫だったのかもしれません。
とんでもなく大きな音の、いびきの原因も。

それから7年。

10歳になったころ、獣医の先生から
「そろそろお薬を飲み始めたほうがいいですね。」
と言われ、エナカルドっていう薬を飲み始めました。
でも、薬を飲んでいる以外は普通で、
特に変わった様子はありませんでした。

しかし、一年半まえの5月、
散歩中に突然よろめくようになりました。
しかも、その晩は、眠たいのを一所懸命こらえて
横にならないようになってしまったのです。

「どうして寝ないのかな?」としばらく様子を
見ていたのですけど、
これが「起座呼吸」ということに
気が付くまでにしばらく時間がかかってしまいました。

肺がうっ血して、相当苦しかったでしょうに。

この日から、モミジの薬漬けの毎日が始まりました。
エナカルド、利尿剤、ベトメリン。
3種類の薬を朝晩。

それから一年半、
月に一、二回、溜まった腹水を抜きながら、
走り回る元気はありませんが、なんとか
過ごしていました。

利尿剤で浮腫がなくなったためか、
いびきもかかなくなりました。

しかし、いよいよこの11月の初めから
ほとんど餌を食べなくなり、
利尿剤を飲んでるために
いつも気が狂ったように飲んでいた水も、
しだいに飲まなくなっていました。

療法食を受け付けなくなったので、
少しでも何かを食べさせようとしましたが、
おやつの犬用プリンを食べるくらいで、
しだいに痩せ細っていきました。

毛が抜けて痩せ細った身体は、
見ただけでわかるくらい肝臓が腫れ上がっていて。
以前は、あんなに毛がふさふさしていたのに。
なんとも哀れでなりません。

死ぬ直前には、目は充血し、
鼻、歯茎、肉球からは出血し、
消化管が出血しているのか、
失禁する便からは血の匂いが
していました。

獣医の先生に診てもらって、
「残念ですが、いよいよ今日明日ですね。」
と言われ、苦痛を和らげるために
モルヒネを注射してもらいました。

そして、その翌朝早く、モミジは死んでしまいました。

肝腫大、出血傾向、消化管出血の症状から、
おそらく最後は肝臓の病気で
死んだのだろうと思います。

そう。

死んだ直接の原因は、心臓ではなく肝臓。
心臓が悪いから、最後は心臓麻痺で死ぬのかと
思っていました。
心臓の強い薬を飲み続けた結果、肝臓の疾患に
なったのではないかと思います。

だからといって、薬を処方した獣医の先生を
責めるつもりはありません。
「心臓をとるか肝臓をとるか」ということですから。
薬を飲まなかったら、
モミジはとっくに死んでいたでしょう。

一年半、薬漬けの毎日を送っていた愛犬を見ていて、
「薬って怖いんだなぁ。」
と思ったしだいです。

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