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2011年8月17日 (水)

20110817 鍼灸治療の工程改善

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他の業界の考え方を導入すると、
治療の効率化が図れることがある。
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私が以前いた、メーカーの仕事では、
製造ラインで如何に効率よく製品を「製造するか?」
を考えなければなりません。
私は研究開発部門にいたため、
実際には製造ラインでの効率化は行っていませんが、
新入社員時代、研修で製造ラインの工程分析を
行ったことがあります。

この工程分析(作業分析)を行うと、
製造ラインでの無駄な動きを見つけ出すことができます。
例えば、右から左に部品を移動させるのに
2秒しかかからないのに、ちょっとした障害があるために、
いったんどこかに部品を置いて10秒かかる・・・、
なんて動作です。
この場合、一つの動作で8秒も無駄になっていしまいます。
こういう細かい無駄を少しずつ省いていくことで、
製造ライン全体としての無駄を省くことができるのです。

さて、翻って私が現在いる鍼灸業界で、
この工程分析を試みてみると、おもしろいことがわかります。

例えば、多数の鍼を使って治療する場合、
鍼の操作を効率化することで、治療時間の短縮を
図ることができます。

一本の鍼を刺入するのに、
カートまで移動し
⇒鍼管付きの鍼をパッケージから取り出し
⇒楔をはずして鍼管から抜き
⇒片手挿管する、
までの動作に20秒かかるとします。
もし、10本の鍼を刺入するとして、この動作だけのために、
20秒×10本=200秒もかかることになります。

しかし、10本の鍼を予め写真のように
押手側の手に準備して持っておけば、
同じ動作を一本あたり3秒、つまり10本で30秒しかかかりません。
その差、170秒、約3分にもなります。
もちろん鍼数が多くなればなるほど、習熟すればするほど、
この差は大きくなるのです。
まぁ、この計算は、すごく単純にしていますから、
実際とは少し違ってきますけど、
それでも時間が短縮されることには違いはありません。

製造業と鍼灸業界、まったく違う業界ですけど、
作業の効率化あるいは治療時間の短縮化を図るためには、
同じ考え方が通用するのです。

時には、他の業界の「常識」を導入することで、
自分達がいる業界の改善を図ることも大切ですね。

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