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2011年6月12日 (日)

20110612 切皮痛

持つべきは、間違いを的確に指摘してくれる友人。

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鍼治療では、鍼を刺すときに生じる「切皮痛」(せっぴつう)
というもがあります。
この切皮痛が、どれだけあるかが術者の上手下手を
見分ける一つの方法です。
上手な鍼灸師ならば、
あの一瞬の「チクっ」というのがほとんどありません。

院長であるカミさんを相手に鍼の練習を
いつもしている私にとっては、自分が打つ鍼に、
この切皮痛があるとは思ってもいませんでした。
・・・ただ、カミさんからはいつも
「痛い!」と言われていましたが。
何故だろう?と思っていただけで。

ところが先日、実技授業の際、パートナーとして
組んだKさんから
「馬場さんの鍼は、切皮痛がありますよ。」
との指摘を受けました。しかも、
「ずっと前に組んだ時も、痛かったです。」
との指摘。

実技担当の先生に、その場でチェックしてもらった
ところ、鍼柄を僅かに斜めに打つクセがあることが
わかりました。

ガ~ン!!

まさか、そんなに切皮痛があるのに、
この一年間何も進歩していなかったのか、
否、下手になっていたのかと、
ショックを受けてしまいました。

しかも、残念なことに、実技授業でパートナーとなった
クラスメートは、いままで誰一人私の鍼に
「切皮痛」があることを教えてくれなかったのです。

Kさん曰く、
「(最年長の)馬場さんには誰も何も言えませんから。」
なんということか、
「ダレモマチガイヲシテキシテクレナイ」
ダブルでショックです。

恐らく、Kさんも、言い難かったのだろうと思います。
でも、こうやって指摘してくれたKさんには、
とっても感謝です!!!ありがとう。

このままKさんが指摘してくれなかったら、
私は自分の鍼に切皮痛があることを知らず、
「あの先生は下手クソ」と言われかねなかったのです。

つまり、Kさんのアドバイスは、
私の鍼灸師への道に大きな一つの修正を与えて
くれたのです。

私はこの件があってから、初心に帰って切皮の
練習をひたすらやっています。
ようやく少しずつ、斜めに打つクセがなくなり、
切皮痛のない鍼が打てるようになってきました。

嫌なことでも、間違いを的確に指摘してくれる友人が
大切なのだと痛感したしだいです。

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コメント

こんにちは。投稿を拝見しました。私は今年の4月から鍼灸師を志しているものです。私も切皮が上手くできず悩んでいます。先生にはひたすら練習をと言われましたが、一体どのような練習をしたらいいものか。ただ、叩いているだけで上手くなるものか非常に心配し、初めて投稿しました。何か良い練習法をアドバイスしていただけないでしょうか。

投稿: cookie | 2012年8月28日 (火) 14時33分

cockieさん、ご心配よくわかります。

でも、上手くなるには先生から言われた通り、ひたすら練習するしかないと思います。鍼は、打った数だけ上手になると言われますし。

ただ、上達の速度を上げるには、まっすぐに鍼管を叩くとか、手首を柔らかくするなどを意識しながら練習することをお勧めします。

また、自分自身に打つ時と、他人に打つ時では微妙に鍼管や叩く角度が違っていたり、押手の感覚が自分にやるのとは違っていたりするので、そこも注意が必要です。よく、自分に打つと痛くないのに、他人に打つと痛がられるというのは、この問題があるようです。

私の場合、自分で鍼枕を買って自宅で練習していました。上手になるには、ひたすら練習しかないと思います。そして、ブログにも書いたように、きちんと切皮痛があることを教えてくれる級友と、その意見を素直に受け入れる気持ちですね。

頑張ってください。

投稿: 副院長 | 2012年8月28日 (火) 15時54分

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