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2010年12月31日 (金)

20101231 痔のお灸治療は遠隔治療がいい

夫婦で鍼灸院を開いている私たちは、
治療に使えそうな技術があるとすぐに試してみます。

年末、治療院に来院される患者さんが多く、
忙しい状態が続いていたところ、
ちょっと疲れが出たのか、お尻が痛くなってしまいました。

私の場合は「外痔核」、いわゆる「いぼ痔」です。
大きいのと小さいのと二つあるのですけど、
今回のようにちょっと疲れがでたりすると
大きいイボに痛みが出てしまいます。

いつもならすぐに「座薬」を使うのですけど、
前回痛みが出たときに使いきってしまい、
在庫のない状態でした。

そこで、いつものように鍼灸実験を試みてみました。

お灸で痔疾治療となれば、通常「百会」や「孔最」を
使うのですけど、それでは面白くないので、
「阿是穴治療」を試みてみました。
つまり、「肛門にお灸をする」のです。

鍼治療でなかなか取りきれない痛みの場合、
お灸治療(透熱灸)はとってもよく効きます。
ですから、やんわりと熱を加える知熱灸ではなく、
今回もしっかりと熱を通す、透熱灸を試してみました。

痛みのあるイボに直接「糸状灸」を施灸します。
もちろん糸状灸ですから、途中で止めたりしません。
焼き切ります。

思いっきり熱さがくるのですけど、施灸後は麻痺するのか
痛みが軽減してきました。
それで、「こりゃいい」と喜んでいたのですけど・・・。

夜になると徐々に痛みが出て来るようになり、
お風呂に入ったときに確認したら、なんとかなり
腫れてしまっています。

「こりゃいかん」ってことで、取りあえずオロナイン軟膏を
塗っておきました。

翌朝、ベッドの中ではかなり痛みもなくなっており、
「やっぱ、こりゃいいかも」って喜んだのもつかの間、
起きて歩き出したところ、またしても肛門に痛みが。

結局、マツモトキヨシに行って、ボラギノール座薬を
買ってきました。

結論:痔のお灸治療は遠隔治療がいいです。

だいたい、肛門にはマイスネル小体(触覚小体)
っていう、指先と同じ感覚神経があるので、
お灸をするととても熱いです。

恥ずかしい格好をしなければならないし、熱いし、
やっぱりこういう治療は患者さんにはできませんね。
当たり前の結論となってしまいました。

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