« 20100821 45歳で専門学校に行くということ | トップページ | 20100831 手三里への灸で口内炎が治った »

2010年8月30日 (月)

20100830 つまようじ鍼でワンコの治療

この夏、我が家のワンコが
かなり危険な状態になったのですが、
「つまようじ」を使った鍼治療を
行ったところ、ようやく元気を
取り戻してきました。

今回は、この「つまようじ鍼」の効果に
ついてお話したいと思います。

我が家には、オスとメスの
二頭のワンコがいます。
キャバリアっていう犬種で、
二頭とも10歳の老犬です。

このキャバリアっていう犬種は、
必ず心臓の病気「弁膜症」が発症すると
言われています。
我が家のメス(モミジ)にも
この症状が出てしまい、
この夏、もう駄目かなぁっていう
状態にまでなりました。

モミジの心臓の音は以前からおかしく、
聴診器で普通「ドドン、ドドン」って
聞こえる心音が、
「ドズー、ドズー」と変な音に
なっています。
本によると、
僧帽弁が閉じていないようです。

「そろそろ心臓の薬を飲ませ始めたほうが
 いいですね。」
との獣医の先生のアドバイスがあり、
7月から血管拡張剤(エナカルド)を
飲ませ始めました。

薬を飲ませ始めたとはいえ、
とっても元気だし、
いつもはマンションの屋上で
遊ばせるところを、
本格的に暑くなる前に、近所の公園に
散歩に連れて行くことにしました。

ところが、
途中からちょっと足がもつれるようになり、
帰ってからいつまでたってもハーハーと
苦しそうな呼吸を続けます。

夜になっても荒い呼吸が収まらず、
寝むそうに目をしばしばしているのに
なかなか伏せて寝ようとしません。
というより、伏せてもすぐに苦しそうに
起き上がります。

「なんで寝ないんだろう?」って
不思議に思ったのですけど。

これが「起坐呼吸」ってことに気がづくのに、
しばらく時間がかかってしまいました。
・・・起坐呼吸っていうのは、心不全の状態で
伏せた状態だと呼吸困難が強くなるために、
座った状態になって呼吸をするのです。

翌日、動物病院に連れて行って
診察してもらったところ、
肺水腫(肺に水が溜まる病気)になっていて
呼吸困難になっていることがわかりました。

獣医の先生が言うには、
「これから大変になります。」
「この夏を持ちこたえてくれれば
 いいのですが。」
とのことです。
かなり危険な状態なようです。

その日は、利尿剤を注射してもらい、
肺や身体に溜まった余分な水分を
排泄させたところ、ようやく呼吸も落ち着き、
伏せて寝るようになりました。

身体の浮腫がなくなったためか、
いびきもかかなくなりました。

これで一安心、って思ったのですけど・・・。
なかなかそうはいかず、その後も何度も
肺に水が溜まり、
とうとう腹水まで溜まるようになりました。

やはり、あまり調子がよくありません。
突然症状が悪化したことも気がかりです。

利尿剤の量を増やしたり、飲水制限をしたり、
強心剤を投与したり、いろいろするのですけど、
なかなか思うように回復しません。

容態が悪くなるたびに、
「モミジが死んだらどうしよう。」って
涙が出そうになりながら、
モミジを抱きかかえて走って動物病院に
行く日が続きました。

数日様子を診て、獣医の先生の判断で、
利尿剤の種類を変えたところ、
ようやくしっかりと尿が出るようになり、
水が溜まらなくなりました。

やっと一安心です。

これで元気になってくれればいいのですが・・・。
でも、食欲もだんだん落ちてくるし。
足まで引きずるようになってしまいました。

そんなときに、ふと
「鍼を試してみたらどうだろう?」
って思い、つまようじでちょこちょこと
つついてみることにしました。

人間への鍼治療でも、てい鍼
(「てい」は金に是)
っていう接触させるだけの鍼が
あります。
つまようじもこれと同じ効果があるかも
って思ったのです。

「治療穴」に選んだのは、
まず、内臓の機能を高めるであろうと
脊柱から仙骨にかけての棘突起の両脇。
それから、利尿効果が期待できる「豊隆」。
なんだか足を引きずっている様子だったので
「足三里」も刺激することにしました。

ただ、豊隆や足三里は、「ここらかな?」って
程度のいい加減な場所ですけど。
人間のツボならわかりますが、
犬のツボはわかりませんし。

ところが、三日ほど続けたところ、
足を引きずらないようになってきました。
それから、なんと食欲も出てきたのです。
以前と同じように、ご飯をせがむように
なってきました。

1週間ほど続けていると、かなり元気になり、
少しですけど玄関から出てきて
小走りができるようにまでなりました。

今では、獣医の先生から、
「元気になってよかったですね。」
「一時はあぶないかな、って思ってました。」
と笑顔で言われるくらいに回復して
きています。

薬が効いてることは間違いないのですが、
つまようじの鍼治療が、どれくらい
効いているのか、よくわかりません。

でも、一時はもうだめかな、って
諦めた状態からここまで回復したの
ですから、薬と併用することで
何かの効果はあるのだと思います。

犬の病気を通して、
鍼治療って、やはりすごいんだなぁ、
って感心したしだいです。

|

« 20100821 45歳で専門学校に行くということ | トップページ | 20100831 手三里への灸で口内炎が治った »