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2010年7月25日 (日)

20100725 骨の勉強は骨格模型を使って

やわらぎ治療院には、経穴人形と等身大の骨格人形があります。

経穴人形はお店のディスプレイにもなりますので、

来院される患者さんにも見えるところに置いています。

でも、骨格人形は、見慣れない方には

ちょっと刺激が強いようで、

驚かれるといけないので、見えないところに隠してあります。

鍼を刺す位置を勉強するには、

体表にある経穴(ツボ)を覚えるのはもちろんのこと、

鍼を安全に身体に刺すためにどの位置に

どのような臓器があるのか、解剖学的にしっかりと

勉強しなくてはなりません。

そこで、経穴も解剖学も、身体での位置を勉強するには、

まず本に載っている図や写真を見て確認します。

ところが、図や写真で確認した場所を、

実際の人体上で確認しようとすると、いまいち・・・。

当たり前のことですが、身体は複雑な曲面を持つ

三次元の構造体です。

でも、本に載っている写真や図は、二次元の平面。

ここに大きな位置のズレが生じてしまいます。

例えば、経穴の「手の少陰心経」。

脇の下から、腕の内側を通る経絡なのですが、

図で「脇の下を通る」と理解していても、

二次元の絵ではなんとなくわかりにくい。

また例えば、肺などの重要な臓器に鍼が

刺さらないように、安全に鍼を刺す位置や方向を

確認する際、教科書や本に載っている

CTスキャン画像はとても有効ですけど、

いろいろな角度から見て確認したいときには、

図や写真では見たい角度で確認できません。

そういうときに有効なのが、実際の人体の形をした

模型なのです。

経穴を勉強するには「経穴人形」。

人体構造を確認するには「骨格人形」。

骨格人形は、等身大のものでないと

意味がありません。

勉強していて

「ここに鍼をするには、どの角度なら安全かな?」

なんていうときに人形があるのは

とっても確認しやすいです。

最近は、パソコン上で3Dの立体画像で

見られるようになってきましたが、

目で見て確認するだけでなく、

実際に触れて動かして確認するのが

理解を深めるにはよいと思います。

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2010年7月 3日 (土)

20100703 病気になりたくない

鍼灸院には、腰痛や肩こりといった
「痛み」を訴えるお客様方が
多くいらっしゃいます。

しかしこの「痛み」、
ときには重篤な疾患から起こる場合があります。

こういうお客様には、すぐに病院に行って
検査をしてもらわなければいけません。

このため、鍼灸師になるためには、専門学校で、
臨床各論という様々な病気に関するものや、
病理学といった「病気」に関する勉強を
しなければなりません。

これらの授業の講義をしてくださるのは、
現役の医師の先生や医大で教鞭を取られている
先生方です。

ですから、「病気」についてはいろいろな写真や
臨床例を加えながら説明をして下さり、
私達学生は本当の「病気」の怖さを
嫌というほど知らされることになります。

例えば「癌(がん)」。

これまで「早期発見しないと死んでしまう」
程度にしか知識がありませんでした。
しかし、癌にもいろいろあり、ある癌では
早期発見すれば5年生存率
(治療から5年経った時点で生きている人の割合)
がどれくらいだとか、
またある癌では手術をしても必ず再発して
2年以内に死んでしまうものだとか。

そんな講義を聴いている中で、症例の中に
自分の年齢に近い人を見つけることがあります。
しかも、「予後不良」(助からない)という
病気での症例で。

これがとっても辛い。
授業中に涙が出そうになります。

「この人にも家族があっただろうに。」とか
「どんなに悔しかっただろう。」とか。

病気の中には、タバコが原因だったり、
性的接触で感染するものもあります。
こういう病気は、自分でリスクを遠ざければ罹る
心配は少なくなります。

しかし、先の「予後不良」の病気の中には、
「運悪く」罹るものもあります。

そう、「運悪く」なのです。
だから、とっても怖くて嫌なのです。

病気を学べば学ぶほど、「病気になりたくない」
と強く思うようになりました。
そして、
「悔いの残らない生き方をしないといけない」と
強く思うようになりました。

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