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2010年2月13日 (土)

20100212 失禁は階段の昇り降りで防げる

さて、今日は「失禁防止」についでの話題です。

先日、学校の解剖の授業で、先生からとても興味深い

お話を伺ったので、みなさんにもお伝えしようと思います。

それは、「便の失禁は、階段の昇り降りで防ぐことができる。」

というものです。

このブログをお読みの方は、括約筋の名前は

ご存じだと思います。

括約筋はいろいろなところにありますが、

便に関係するところですと、

肛門にある括約筋と尿道にある括約筋です。

まず、肛門の括約筋には、「内肛門括約筋」という不随意筋(平滑筋)、

つまり自分の意思では動かせない筋肉と、

「外肛門括約筋」という随意筋(骨格筋)、

つまり自分の意思で動かせる筋肉の二種類があります。

オナラが出そうな時や、下痢でウンチが出そうなときに

我慢ができるのは、この外肛門括約筋のおかげなのです。

乳幼児がウンチやおしっこを漏らすのは、

外肛門括約筋の発達が未熟だからなのだそうです。

尿道も同じです。膀胱括約筋という不随意筋と、

尿道括約筋という随意筋によって制御されています。

それで、失禁と括約筋の関係ですが、

この随意筋である外肛門括約筋や

尿道括約筋が衰えてくると、便の失禁を

起こすようになるのだそうです。

(もちろん、医学的には他の要因もあるのでしょうけど、

外肛門括約筋の衰えも一つの理由ということです)。

逆に言えば、この外肛門括約筋を鍛えれば、

大便の失禁を防ぐことができるようになるのです。

尿道括約筋も同じように鍛えることができます。

では、どのようにして尿道括約筋や外肛門括約筋を鍛えるか?

ひとつの方法は、「階段の昇り降り」をすることです。

階段を昇り降りすることで、足が鍛えられ、

結果として尿道括約筋や外肛門括約筋を鍛えることが

できるようになります。

階段の昇り降りができなければ、「歩く」ことでも

鍛えることができます。

ですから、一番よくないのが、マンション暮らしで外出しないこと。

一戸建てであれば、通常家の中に階段があるので、

昇り降りをすることで自然と足を鍛えられますが、

マンション暮らしは平面なので、なかなか鍛えられません。

しかも、外出をせず、家の中だけでゴロゴロと生活していれば、

ますます足が弱くなり、結果、尿道括約筋や外肛門括約筋が弱くなり

尿・便失禁の原因となるのだそうです。

また、「肥満」もよくありません。

尿道括約筋や外肛門括約筋には脂肪が溜まりやすく、

それによって尿道や肛門の締りが悪くなってしまいます。

ですから、失禁を予防するには、「階段を昇り降り」したり、

「歩いたり」して足を鍛えてこれら括約筋を鍛えること。

そして、「肥満」しないことです。

ちなみに、肛門には、「マイスネル小体」という

触覚小体(神経)があります。

このマイスネル小体は、指先にもある、

とても鋭敏な感覚器官です。

つまり、肛門にはとても鋭敏な感覚があるのです。

ですから、お尻から出てきそうなものが、

固形物であるか(通常のウンチ)、液状であるか(下痢のウンチ)、

気体であるか(オナラ)を判別できるのだそうです。

人間の身体は、勉強すればするほど面白いものです。

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