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2006年5月 8日 (月)

20060508どら猫2 その19~なぜドライブレコーダーが必要なのか

いきなりですが、『ドライブレコーダーは保険である』と、私は力説します。
あなたがクルマを運転するなら、必ずいつかは事故の当事者になります。そのときに悔やんでも遅いのです。


4月28日、日テレさんのズームインSUPER!!で放送されたドライブレコーダーの特集で、私が一般ユーザーとして出演していたので、番組を見た友人知人の方々から「見たよ」とのお知らせを頂きました。

番組を見てドライブレコーダーの必要性をよく理解して頂いた方も多かったのですけど、まだ身近な装置として捉えてない方もいらっしゃいました。


そこで今回は、『なぜドライブレコーダーが必要なのか』との題名で、再度この装置の必要性を説明したいと思います。
ドライブレコーダーの購入を検討されている方、すぐに購入することをオススメします。
わずか5万円弱で、事故解決の嫌な思いが少しでも軽減できるなら、お安いものです。


さて、本題です。

事故の当事者になった方はご存知だと思いますが、事故が発生すると次のような事態になります。
任意保険のことや警察の対応など、意外と知られていないことも多いです。


1)交通事故とは、通常の生活の中に突然やってくる、誰にでも起こりうる不幸な出来事と認識すること。


2)原付バイクの事故の発生率はとても高い。
未成年、免許取得直後、任意保険未加入、なんて当たり前。原付バイクの多くは、任意保険に入っていない。
となると事故の解決交渉は保険会社同士ではなく、こちらの任意保険会社と相手との交渉になる。
ただし、保険会社の営業時間中に相手に連絡が取れないときは、事故当事者同士の直接交渉となる。これがとても厄介。


3)クルマと原付の事故では、間違いなく原付バイクの搭乗者は怪我をする。
勝手にぶつかってきて道路に寝転んだ馬鹿たれを、蹴り飛ばしたくなるくらい腹が立ちますが、救急車はこちらが呼ばないといけない。ここで救急車を呼ばすに「おまえが悪いんだから知るか。勝手に寝てろ。」と放置すると『ひき逃げ』になる。


4)事故直後、警察を呼んでの現場検証のとき、事故の当事者の原付バイクの搭乗者は救急車で運ばれるので不在になる。よって、その場で相手の証言が取れない。後日、警察に出頭して証言する。ここでいろいろ考えて、自分の都合のいい事ばかり、ひどいときは嘘まで言うことがある。これは後に記載している裁判所での調停でも同じこと。世の中には、とんでもない奴らがいることを忘れてはいけない。


5)現場検証で話して調書に書かれると、取り消すことができない。
事故直後に現場検証を行うが、気が動転している状況でもお構いなしに、警察が矢継ぎ早に質問してくる。
『どこで原付を発見しましたか?』、『そのときどこにいましたか?』、『どこでブレーキをかけましたか?』、『ハンドルはどのように切りましたか?』、『どこで停止しましたか?』などなど。曖昧な記憶でも、質問の内容がよくわからなくても調書に書かれます。


6)警察はどちらが悪いかを判定することはない。
過失割合を警察が判定することはありません。だから事故当事者となるとこちらに100%過失がなくても、「犯人」のように扱われます。腹立たしい限りですが、警察のお仕事とはこういうものです。

7)事故の証人なんていないと思ったほうがいい。

私達が事故の当事者となったときは、交差点での事故だったので反対車線にたくさんのクルマが止まっていました。しかし、彼らは事故の直後、それを見ながらさっさとどこかに走り去って行きました。事故の証人は自分で見つけなければなりません。でも、そんなことできるわけがないんです。

8)相手、つまり原付バイクの過失が大きいと、たとえ相手が大怪我をしていても、自分が加入している任意保険は使えない。
これは意外と知られていませんが、約款に書いていますのでご覧ください。どんな場合でも保険金を出してくれる保険会社もあると思いますが、一度調べてみることをすすめます。知らないと保険会社と必ずもめます。


9)任意保険が使えないので、相手の怪我の補償にはこちらの自賠責保険を使わせることになる。
こちらの自賠責保険証書のコピーを渡して、『あんたが勝手に突っ込んできて怪我をしたんだから、自分で請求して。』と突き放して構いません。


10)原付バイクに100%過失があっても、特殊な場合を除き、クルマ側に20%以上の過失があると見なされる。
理不尽な話ですが、保険会社の説明だと判例として事故の事例ごとに過失割合が決められています。特に「弱者救済」の観点から、原付バイク対クルマの場合には、クルマ側の過失を大きく取られます。


11)クルマに同乗者がいた場合、その同乗者が怪我をすると運転者は原付バイクと同乗者の二名に怪我を負わせた扱いになる。間違いなく『業務上過失傷害』になる。人数や入院日数によって、罰金や減点数が変わる。


12)鞭打ちの治療に健康保険が使える。
ただし、悪徳整形外科だと断られる。診断書すら書いてもらえない。ひどいときは脅し文句を言われる。こういう病院は所轄の保健事務所に連絡して保険業務ができないようにするといい。こんな病院は潰したほうが世の中のため。健保を使う場合には、事前に健康保険組合に連絡し相談すること。健康保険組合から相手の加入する保険会社に請求することになる。


13)原付バイク側に衣服やヘルメットなどの損害が発生した場合、この損害金をこちらの任意保険会社に提出しないと示談交渉ができない。
お互いの損害金額を明示して、初めて示談交渉が始まるが、言い逃れをするためにこの損害金額を出さないとんでもない野郎がいる。私の場合はこれで裁判沙汰になりました。


14)原付バイクの搭乗者は未成年が多く、交渉相手はその親になる場合が多い。
となると、事故の当事者でない者、つまり親がしゃしゃり出てくるため、感情的になりやすい。勝手にぶつかってきたのに、『そちらがぶつかってきたんじゃないのか?』、『うちの息子は止まっていたと言っている。』なんてのは当たり前。証拠がないから勝手なことを言い放題。


15)相手に事故を解決する意思が見られない場合には、損害金額が60万円以下の少額なら、簡易裁判所の少額訴訟で簡単に訴えることができる。
第三者に判断を委ねるのがもっとも解決が早い。ただし、相手の勤務先等を上手く聞き出すことが必要。相手が未成年のときは、親と合わせて二人を被告として訴える。簡易裁判所に行くとフォームがあるので簡単に訴状が作れる。


16)デジカメ写真やドライブレコーダーの映像などは、電子データのため改ざんされる恐れがあることから、『証拠』にはならない。ただし、『参考資料』にはなる。携帯写真でもいいので、必ず記録しておくこと。示談交渉で使える。


17)簡易裁判所で相手への損害金支払が成立しても、支払わないとんでもない馬鹿がいる。
裁判所命令を無視する奴は多いので注意。この場合には、地裁に強制執行、つまり『財産の差押さえ』を申請して、家財や給与を差し押さえることになる。ただし、この手続きはとても面倒。相手の勤務先がわかっているのなら、『給与差押さえの確認』として会社の人事部長に連絡するのがいい。こんなことをする人間は懲戒解雇されて当然。私もこれで一発解決しました。



事故を起こそうなんて、『当たり屋』でもない限り誰も考えていません。しかし、現在の事故の発生率から考えても、『もらい事故』の当事者になる確率はとても高いです。

特に、原付バイクは事故の発生率も極めて高く、いつ当事者になってもおかしくありません。しかも相手、原付バイク側が100%悪くても、対クルマならクルマ側は20%以上の過失となってしまいます。証拠がなければ、相手が怪我をしていれば、もっとこちらの過失は大きくなってしまいます。

『相手が悪かった』、『運が悪かった』では済まされません。
自分の身を守るためにも、ドライブレコーダーは必要な装置だと思います。



それでも、『いや~、僕は事故をしないから必要ないし、任意保険にも加入しているから大丈夫だよ。』っていうあなた。
最後にもう一度お伺いします。

事故を起こさないというその自信はどこからくるのですか?

任意保険の約款を詳細に読んだことがありますか?

もし事故の相手が死亡したら、どうなるか想像したことがありますか?

あなたに過失がないことを、誰が証明してくれるのですか?

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